「砂の女」や「箱男」などで知られる戦後の日本文学を代表する作家・安部公房の特別展が横浜市で開かれている。安部公房は1924年生まれ、東京大学医学部を卒業後に作家としてデビューし、不条理な世界を描いた作品群が国内外で高く評価された。特別展は県立神奈川近代文学館が生誕100年に合わせて開き、直筆の原稿や愛用品などおよそ500点の資料が展示されている。このうち初期の名作「壁」の直筆原稿は今回初めて公開されている。会場には公房が使っていたカメラや、自ら立ち上げた劇団で舞台音楽を作るのに使っていたシンセサイザーなど、生前の愛用品も並べられている。
住所: 神奈川県横浜市中区山手町110
URL: https://www.kanabun.or.jp/
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