平松アナは沖縄・宜野湾市にやってきた。今回は、横浜DeNAベイスターズを取材する。去年、シーズン3位から下剋上で26年ぶりの日本一に輝いた横浜DeNAベイスターズ。キャンプ初日には日本一を祝うパレードが開催され、1万6000人が集計した。三浦大輔監督はファンについて、「熱く、温かく、一緒に戦ってくれるファンの方たちですね。たくさんの方に見られる中でもキャンプは張り合いもありますし、選手たちもよりよい練習ができる。ありがたい限りです。リーグ優勝は、全員が(目標を)持って取り組んでいます」と語った。去年の観客動員数はホーム72試合でおよそ236万人(235万8312人)と球団史上最多だった。春季キャンプはファンにとっては“選手と身近に交流できる貴重な時間”。サイン会では寒空の中、100m以上の行列ができていた。熱いファンに応えるべく、チームも春季キャンプ中は盛りだくさんのイベントを用意している。さらに、地元中学の野球部と協力して、キャンプ見学の小学生以下の子供たちへ野球教室を開催。ファンが自ら体験して楽しむというのが、DeNAの春季キャンプの醍醐味。選手たちはキャンプ期間中、猛練習を行う。1人黙々と打ち込んでいた選手は、打って良し、守ってはダイビングキャッチと、気迫あふれるプレーで去年の日本シリーズでMVPに輝いた“ハマのガッツマン”こと桑原将志選手(31)。桑原将志は「(何球ぐらい打ったのか)全然わからない。納得するまで。非常に(応援の)熱量を感じます。僕らは勝利という結果で恩返しするしかないので、頑張ります。『ガッツマン』と言ってくださるおかげで、自分で気持ちを高ぶらせて頑張れている自分もいる。今年も『ガッツマン』で頑張ります」と語った。去年、ベイスターズはチーム打率がチームトップ、ホームランの数は2位で攻撃力のチームとも呼ばれていた。しかし、守備ではエラーの数が96とワースト。若手・ベテラン問わず重点的に守備練習を行う中、キャプテン・牧秀悟選手も居残り練習で守備を強化していた。