千葉市は、市が所有する施設で温室効果ガスの排出量を実質、ゼロにする「脱炭素」の目標について、2026年に前倒しして達成できる見通しになったと発表した。千葉市は、市内の動物公園の周辺や幕張新都心などで、2030年度までに電力消費に伴う二酸化炭素の排出量を実質ゼロにする目標を掲げ、国の「脱炭素」のモデル事業にも選ばれている。このうち市が所有する施設およそ750か所について、市は、予定より早い2026年4月にも実質ゼロを達成できる見通しになったと発表した。理由として、新たに整備する清掃工場で余熱を使った発電を行い再生可能エネルギーによる発電量を増やすほか、電力需給を効率的に管理できる独自のシステムを導入することなどを挙げている。