- 出演者
- 寺門亜衣子 片山美紀 江原啓一郎 黒田菜月
オープニング映像とオープニングの挨拶。
韓国のユン大統領による突然の非常戒厳の宣言。首都圏でも影響を心配する声が聞かれた。昼ごろの羽田空港に韓国から到着した人は現地の様子について「緊急地震速報みたいな感じで形態のアラートが鳴った」「周りからもでないでくださいと言われて怖かった」等と話していた。発端は大統領の突然の発表。来年の予算案に合意しない野党側の対応などを批判した。1987年に民主化が宣言されて以降、初めて出された非常戒厳。けさ早くには解除された野党側は大統領の弾劾を求める議案を国会に提出するなど影響が続いている。韓国にある日本大使館は在留邦人向けのメールで非常戒厳が解除されたと伝えたうえで、引き続きニュースなどに注意しつつ安全を図るよう呼びかけている。東京・新大久保でも影響を懸念する声が聞かれた。
ことしの元日に起きた大地震、能登半島地震からまもなく1年になる。9月には豪雨にも見舞われた能登半島の復興を後押ししようと工芸品などを紹介する展示会がきょうから都内で始まった。会場となった東京駅前の商業施設「KITTE」では能登半島を中心に北陸地方の工房や企業が出展し、石川県七尾市で制作されたガラス製品などが紹介されている。輪島市で江戸時代から続く輪島塗の工房を営んでいる塩安愛子も1月の地震で大きな被害を受けた。工房も作品の数々も損壊、さらに断水などの影響でことし4月上旬まで休業を余儀なくされその間に工房を離れた職人もいたという。災害に負けないという決意を知ってほしいと今回、展示販売している。地震からまもなく1年。塩安は輪島塗の作品を通して少しずつ前に進もうとしている自分たちの思いを感じ取ってほしいとしている。能登半島の復興を支援しようという今回の展示会、期間は今月7日土曜日まで行われる。
今月8日は旧日本軍がハワイ真珠湾を攻撃し太平洋戦争が始まった日。太平洋戦争では旧日本軍が敵に目がけて飛行機などで体当たりした特攻特別攻撃が行われ、その最初の実施からことしで80年。特攻隊員の遺品などを展示している茨城県笠間市の筑波海軍航空隊記念館では特攻を命じた人物に焦点を当てた企画展が今月から開かれている。展示の中心は人間爆弾と呼ばれた特攻専用の兵器、桜花を運用していた神雷部隊に関するもの。この部隊のトップだった岡村基春司令はパイロット出身の海軍士官で戦況が悪化すると軍の上層部に特攻作戦を進言したとされている。終戦から3年後の1948年、48歳で自殺した。展示を企画した記念館の金澤大介館長は命じた側に焦点を当てた展示は初めてで岡村司令の日記や心中を示すものが見つかっていない中、どう紹介するか悩んでいた。企画展を前にして金澤は高知市に住む岡村司令のおいを訪ね、どんな人物だったと伝わっているのかを聞いた。金澤は最後に展示にあたっての意見を求めたところ「どんなことがあっても英雄みたいな扱い方は絶対にしてほしくない」と答えた。家族を大切にし、仲間からも慕われていたという岡村司令。しかし、特攻を命じる前と命じたあとの心情を明らかにしたものは残されておらず金澤は事実を淡々と展示することにした。企画展の初日、県内外から見学者が訪れた。企画展では岡村司令の人生を時系列に紹介している。太平洋戦争が始まる以前は仲間と笑顔でカメラに収まっている写真が何枚もある。岡村司令の心中を知る手がかりは残されていないがそれでもどうして特攻が行われたのか、これを知ろうとする姿勢が求められている。この企画展は来年3月まで開かれている。
明日の関東の天気を伝えた。
サッカーの元日本代表で2002年のワールドカップ日韓大会などで活躍した稲本潤一選手がきょう都内で会見を開き今シーズンかぎりでの現役引退を表明した。稲本選手は鹿児島県出身の45歳。ガンバ大阪で当時の最年少記録となる17歳6か月でJリーグデビュー。ワールドカップには2002年の日韓大会から3大会連続で出場し日韓大会では1次リーグで2試合連続ゴールを決めて日本の初めての決勝トーナメント進出に貢献した。おととしからはキャプテン翼の作者、高橋陽一さんが代表を務める東京・葛飾区の社会人チーム、南葛SCでプレーしていた。今後の目標については、指導者の道で悔しかったり楽しかったりっていう思いを常に持ってやっていきたいと思うと話した。
日光東照宮、日光二荒山神社、輪王寺。日光を訪れたら外せない観光名所がユネスコの世界遺産にも登録されていて、きょうで25年になる。東武鉄道が世界遺産への登録25周年を記念して日光エリアを乗り降りできる乗車券を3000セット限定できょうから販売を始めた。日光エリア訪れる観光客は登録後、増加し、今では年間およそ600万人に上っている。最近では海外から訪れる人も多く歴史的な建造物が周辺の自然と一体化して作り出す独特の景観に人気が高まっている。日光ではこの25年間、保存の取り組みも続けられている。日光東照宮や輪王寺では大規模な改修工事が行われた。日光市文化財課・北山建穂係長によると文化財の修理には難しさが伴うという。日光市ではことし、世界遺産に登録されている103棟の建造物を紹介する地図を新たに制作。こうした取り組みも伝えていきたいとしている。一方、観光面で見てみると観光客の多くは日帰りとなっていて宿泊客を増やしていくことも課題だという。
去年9月に記録的大雨で氾濫し、浸水被害もあった養老渓谷の紅葉の映像。旅館経営・秋葉保雄さんは被災したけれどきれいなもみじを見ているとそういうことも忘れて時期が来れば美しく見せてくれるとしみじみ思ってますと話した。
ことしも各地で大雨による被害が相次いだ。こうした中、群馬県伊勢崎市では住民みずから新しい防災マップを作り、地域で災害に備える動きが広がっている。伊勢崎市の住民がまとめた地域独自の防災マップは大雨のとき雨水が流れる方向が青色の矢印で示され水がたまり冠水しやすい場所も強調されている。ブロック塀など地震で崩れやすい場所や災害時に逃げる方向も緑の矢印で分かりやすく記されている。マップ作りを進めているのは伊勢崎市に住む防災士の満島裕直さんがこの活動に取り組む原点となったのが10年前に起きた広島市の土砂災害。未明から明け方にかけての集中豪雨で発生した土石流などで77人が亡くなった。当時、仕事で広島市に住んでいた満島も知人と友人、3人を亡くした。このマップの特徴は住民たちがみずから自分たちの街を調べ作り上げていったということ。伊勢崎市中心部の曲輪町で現地調査が行われた。町内会の人たちと地区を一緒に回って雨水がたまって危険になる場所や川があふれやすい場所をチェックする。また崖崩れが起きそうな場所なども記録していく。集めた情報を意見交換しながらまとめて作り上げる防災マップは過去に豪雨で冠水した地域など住んでいる人の視点で捉えた知りたい情報が盛り込まれている。
実際に住民たちで見つけた危険な箇所の改善につながった地区も出てきた。およそ700世帯が住む末広町区では大雨で増水した際、水路に誤って転落しないように市にポールの設置を要望し実現された。また広島の豪雨災害の被災地で見えた避難所が少ないという課題から行政を通さず町内会が独自で協定を結び新たな一時避難所も確保した。新たな避難所は地区にある宴会場。住民の命を守るためこうした場所も防災マップに盛り込んでいる。地域の力を合わせて災害に備える。満島さんは伊勢崎市の防災士のネットワークなども活用してこうした取り組みを市内の全域に広げたいと考えている。住民自身が活用できてこそ意義のある防災マップだなというふうに感じた。満島さんたちの防災マップには井戸があって生活用水を提供してくれる住宅がどこなのか、そういった情報も盛り込まれているという。そして地区ごとに避難訓練も行うことにしている。大雨のシーズンは来年もまたやって来る、被害をもたらすような雨がどこで降ってもおかしくない状況が続いているからこそ地域の災害のリスクを今のうちにみんなで確認しておくことが命を守ることにつながる。
来年3月に行われる千葉市長選挙に現職の神谷俊一市長が2期目を目指して立候補する意向をきょうの市議会で表明した。神谷市長は51歳で1996年に当時の自治省に入り2013年から5年間、千葉市で副市長などを務めたあと、前回の市長選挙で初当選した。2期目を目指す選挙では前の市長の千葉県の熊谷知事と連携して水道事業の効率化や防災対策を進めた実績をアピールするとともに子育て支援や子どもの学習環境の充実などを公約に掲げるとしている。議会のあと報道各社の取材に応じ無所属で立候補する意向を示した。千葉市長選挙に立候補を表明したのは神谷市長が初めてで来年3月2日に告示され千葉県知事選挙と同じ3月16日に投票が行われる。
千葉市の花見川緑地交通公園から中継。模擬道路になっていて貸し自転車などもあり交通ルールや交通マナーを楽しく学べることができる。千葉県警の隻遼太郎さんと池崎亜璃水さんが「とまれ!」ほ交通標識や安全ルールについて説明した。自転車のヘルメット着用率全国ワースト2位ということで命を守るために自転車の事故防止の呼びかけを強化している。千葉県内では12月14日にポリスフェスタというイベントが市川市で行われるという。
明日とこの先1週間の関東の天気を伝えた。
エンディングの挨拶とこのあとのニュース7の告知。