9月下旬、松田元太がDASHのベース基地にやって来た。カカオを確認すると大きくなっていた。カカオはエクアドルやガーナなど赤道付近が産地となっている。日本ではカカオを数人しか作っておらず、国産のカカオは世界の総生産量の0.00002%しかない。このカカオを新宿でも作るため宮崎のカカオ農家から苗を頂き植えた。苗の名前は「フォラスちゃん」と「トリニ谷男くん」。トリニ谷男くんは1時か月前に比べると20cm伸び葉っぱの数も倍になっていた。しかしフォラスちゃんは1か月前とほぼ変わっていなかった。5日前、苗をくれたミスターカカオが見に来てアドバイスを書いたノートを残してくれた。冬が来る前に丈夫な体にしないといけないので松田元太はカリを与えた。さらに松田元太は国内生産量はカカオより低い、バニラも育てることになった。きっかけはミスターカカオの知り合いが近くでバニラを育てていたこと。
