- 出演者
- 寺門亜衣子 江原啓一郎 片山美紀 黒田菜月
オープニング映像とオープニングの挨拶。
物価高が続く中、街の人たちにことしのクリスマスプレゼントの予定について聞いてみた。まず子どもたちにプレゼントに何が欲しいのか聞いてみた。大手おもちゃメーカーが先月、600人の親を対象に行った調査ではことしのクリスマスプレゼントにかける平均予算は8138円。去年より420円が上がって3年ぶりに8000円台となった。街では親の複雑な気持ちも聞かれた。日本玩具協会などが開いたクリスマス向けのおもちゃの発表会。日本おもちゃ大賞で入賞した40点余りから保護者の投票で第1位に選ばれたのがAIの学習機能を搭載したパソコン型のおもちゃ。子どもの得意、不得意に基づいて学習メニューを提案する。デジタル技術を活用したおもちゃはことしのトレンドの1つ。こちらは通信機能を使って友だちどうしで絵文字をやり取りするおもちゃ。知らない大人とはつながらないようおもちゃを接続した相手とだけ通信できる仕組み。日本玩具協会の前田道裕会長は、デジタルにリテラシーがあることは当然望ましいという点で、子どものうちから慣れておきたいという保護者の気持ちの表れだと思うと話した。
一方できょうの発表会ではこちら、昭和平成おもちゃの最新版というトレンドも紹介された。発売されたときは行列ができてすごいブームだった「たまごっち」の最新版では赤外線通信を使って友達とプレゼントなどを交換できるようになっている。
ことしのノーベル平和賞に選ばれた日本被団協。来週10日にはノルウェーで授賞式が開かれる。授賞式には首都圏に住む被爆者も6人出席する予定。中野区に住む家島昌志さんは東京の被爆者団体の代表理事を務めている。日本被団協のメンバーでもあり現地での授賞式に臨む。3歳のときに広島の爆心地から2.5キロの自宅で被爆。家にいた母親が飛び散った窓ガラスでけがをしたもののほかの家族は奇跡的に無傷だった。家島さんは大学卒業後、就職を機に上京。首都圏でもふるさとを離れた被爆者が声を上げてきたことで国の救済策や核拡散の抑止に一定の役割を果たしてきた。そうした姿を東京で暮らしながら見てきた家島さんは戦後、がんで亡くなった父親は原爆投下直後に親戚を捜すため爆心地近くに入っていた。放射線の影響を受けたに違いない、のちのちまで影響が続く核兵器は絶対に許せない。定年退職後、その思いに背中を押されるように団体の活動に携わるようになった。その後、家島さんは東京に住む被爆者を代表する立場となり海外でも証言するなど核廃絶を訴えてきた。平和賞の決定後、先月下旬に開かれた会の集まりで授賞式に臨むメンバーに対し都内の被爆者たちが思いを託した。被爆者が高齢化して年々少なくなる中、首都圏では活動がままならない地域も目立つようになり危機感が強まっている。今回の受賞が国際社会が核兵器廃絶にさらに踏み込む力になってほしいと考えている。日本被団協の代表団は今月12日までノルウェーに滞在し、現地の若者にも被爆の実相を証言する予定。また東京の団体は被爆80年となる来年、展示会を開くなどして発信を強めていきたいとしている。
きょう、全国各地で行われた空襲の被害者や沖縄戦をはじめとする地上戦の被害者などが作る4つの団体が都内で集会を開き、この中で戦時中に空襲や地上戦に巻き込まれた民間人の戦争被害者は軍人や軍属と違い国による補償の対象になっていないため補償を行うための法律を一刻も早く作るよう求める要請書を国に提出したことが報告された。全国空襲被害者連絡協議会・有馬保彦事務局次長は、戦後80年を前に未解決の課題をこれ以上放置すべきではないと話した。
明日の関東の天気を伝えた。
東京湾アクアラインでは去年7月から千葉県から神奈川県に向かう上り線で休日の午後1時から8時の通行料金を通常の800円から1200円に値上げし午後8時以降は600円に値下げする制度が試験導入されている。千葉県によると渋滞の緩和に向けた効果は一定程度見られるものの休日の午後に交通が集中する状況は続いているということで県はきょうの検討会で来年度以降の試験導入の継続に向けて新たな料金の案を示した。それによると上り線では休日の午後1時から7時に通常の2倍の1600円まで引き上げ幅を拡大させ午後8時から翌朝までは半額の400円まで引き下げるほか下り線でも試験導入を始め混雑する休日の午前5時から7時には1000円まで引き上げるなどとしている。県などは実施に向けて最終的な調整を進めることにしている。
東京都の小池知事は女性活躍のさらなる推進のため来年度からフレックスタイム制を活用した週休3日を導入する働き方改革などに取り組む考えを示した。小池知事は出産や育児などで女性のキャリアが途切れることがないよう柔軟な働き方を可能とする制度を来年度から導入することを盛り込むことにしている。具体的にはフレックスタイム制を活用した週休3日や、子育てと仕事の両立のための新たな部分休暇などを導入したいとしている。さらにデジタル化などについては「健康づくり等の活動に参加した都民にポイントを付与し、買い物などで活用できる新たなアプリを来年2月を目途にリリースする。将来的には都庁各局のアプリを一元化し、ワンストップ窓口のようなスーパーアプリへと進化させることを目指す」と述べた。都議会の定例会は今月18日まで開かれる予定。
先月92歳で亡くなった詩人の谷川俊太郎さんが亡くなる直前まで手がけていたクリスマスがテーマのスヌーピーの翻訳絵本が完成した。完成したのは米国の漫画、ピーナッツの作者が1964年に出版した絵本を谷川俊太郎が翻訳した『クリスマスはいっしょの時間』。クリスマスは、から始まるユーモアや世相を表した短い文章がおなじみのイラストとともに30点収録され原文のあとに谷川の日本語訳がついている。このうちクリスマスはなけなしの5セント玉2枚を救世軍に寄付する。谷川はこの本について、喜んでのあとに原文にはない余韻を示す記号を加えたという。河出書房新社・伊藤靖さんは、谷川さんの日本語にうつしかえたことによって、日本の読者でも感情移入出来る言葉がいっぱい入っていると話した。
毎年、その年の世相を反映する象徴的な食を選ぶもの。これまでは例えばおととしの冷凍グルメ。コロナ禍で飲食店がメニューを冷凍食品にして販売する動きが広がった。そして去年はごちそうお握り。華やかな見た目が話題になった。そして、今年の一皿は「うなぎ」と発表された。飲食店情報サイトを運営する企業が発表した。特別な日のごちそうというイメージがあるがなぜ選ばれたのだろうか、焼き一生ともいわれるように調理に高い技術が求められるうなぎ。ことしはその調理の一部を機械化するなどして手ごろな価格で提供するチェーン店が拡大した。そして提供方法もカップ入りのミニサイズのうな丼や、お握りなどが開発され人気を集めている。実行委員会の三橋茉季さんは、うなぎの資源自体は増加しているわけではなくかなり貴重なので、そういった部分をこの発表で知ってもらってよりうなぎを大切に食べていく、愛していくところを伝えたいと話した。
今から60年前、日本の本格的なモータースポーツれい明期の映像。車には当時の自動車メーカーの最高峰の技術が投入されていた。映像の舞台は今はバイク、2輪のレース場として知られる川口オートレース場。関係者以外はほとんど見たことがないというお宝映像を現役オートレーサーの森且行にも映像を見てもらった。映像を残していたのは御年94歳の塩澤進午。レーシングカーの開発からチームのオーナー、レースの開催までさまざまな角度から日本にモータースポーツを普及させることに力を注いだ人物。60年前のレースは塩澤が主催し映像を記録用に残した。1300CC以上の国産のストックカーによるグランナショナルストックカーレース100ラップ。フィルムに残されていたのは1964年、65年に川口で開催されたレース。メインレースは1周800メートルのコースを100周して速さを競う。今の川口オートレース場とのいちばんの違いはコースが舗装されていない、砂や土などいわゆるダートだという。
まだ車は高値の花だった時代、レースに勝てば車の評判が上がると自動車メーカーがこぞって参戦した。ドライバーは自動車メーカーの専属、その中の1人が歌手や俳優として知られるミッキーカーチス。実は若いころはレーサーとしても活躍していた。今は北海道に住むミッキーにリモートで話を聞いた。ほかの車とぶつかったんだそう。レースには1万2000人を超える自動車レースファンが集まった。市販車をレース用に改良した車が参戦したこのレースはその後の日本の自動車産業の メーカーが技術を競った。他にも現在の開発担当者に映像を見てもらい話を聞いた。貴重な映像の舞台となった川口オートレース場。ここで今、活躍する選手たちは映像をどう見るのだろうか。人気、実力ともにトップクラスの森且行選手は芸能界からレーサーに転身、川口を代表する選手。川口オート最年長75歳の篠崎実選手たちと一緒に映像を見てもらった。森さんが注目したのはミッキーカーチスがほかの車とぶつかって修理をする場面。メーカーの開発担当者の方も驚くくらい、これまでの日本の自動車産業のすう勢を知るうえでもいかにこの映像が貴重かということがよく分かった。
タクシー運転手の気付きが詐欺グループの1人を追い詰めた事例を紹介する。先月、埼玉県の川越警察署で開かれた感謝状の贈呈式。川越市にあるタクシー会社のドライバー、金居誠に感謝状が贈られた。ことし7月、金居の運転するタクシーに1人の若い男が乗ってきた。乗り込んだあと市内の公園に向かうよう頼んできたが車内でもスマートフォンで誰かと連絡を取り続けていた。男は自分が向かっている場所の地名の読み方を知らなかったり降りるときもスマートフォンの相手に場所が合っているのか確認したりしていた。不審に思った金居が男を降ろしたあとすぐ警察に通報すると近くで起きた高齢の女性が現金をだまし取られた特殊詐欺事件の受け子だったことが判明。警察はタクシーのドライブレコーダーの映像を調べるなどして容疑者を逮捕したという。皆さんも不審だなと思ったら警察に通報したり、家族と話したりしてみてほしいと呼びかけた。
各地で路線バスの減便や廃止が相次いでいる問題を受けて首都圏の1都3県と5つの政令指定都市は国に対して事業者への支援の拡充などを共同で要望した。要望書では自治体単位での対策には限界があるとしたうえでバス事業者が運転手の負担軽減につながる車両や設備を導入したりバス情報のデジタル化を進めるためのシステムを整備したりする取り組みに対し財政的な支援を拡充することなどを求めている。
千葉県内の15の市町村で路線バスを運行している小湊鐵道バスは運転手不足や燃料費の高騰などに対応するため来年3月から28年ぶりに運賃を値上げする方針を明らかにした。ICカードを利用した場合の初乗り運賃は168円から190円に引き上げるほか、210円や220円の区間ではいずれも30円値上げし、距離に応じて設定される運賃も2割程度の値上げを予定しているという。
明治大学の体育会の合宿所から中継。去年4月から自転車のヘルメットの着用が努力義務となった。国民生活センターでは製品安全協会などが定めた安全が確認されたマーク表示がある製品の使用を推奨している。明治大学自転車部の学生たちは日本自転車競技連盟が公認するJCFマークがあるものを使用している。ヘルメットをかぶるポイントとして「ヘルメットの先端が眉毛の上に来るよう角度を調整する」「あごひもを指が1、2本入る程度に調整する」「アジャスターをしっかりしめる」を抑えるように呼びかけた。
おもちゃの特集を振り返り「懐かしい」などと話した。
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- 石破茂