先月92歳で亡くなった詩人の谷川俊太郎さんが亡くなる直前まで手がけていたクリスマスがテーマのスヌーピーの翻訳絵本が完成した。完成したのは米国の漫画、ピーナッツの作者が1964年に出版した絵本を谷川俊太郎が翻訳した『クリスマスはいっしょの時間』。クリスマスは、から始まるユーモアや世相を表した短い文章がおなじみのイラストとともに30点収録され原文のあとに谷川の日本語訳がついている。このうちクリスマスはなけなしの5セント玉2枚を救世軍に寄付する。谷川はこの本について、喜んでのあとに原文にはない余韻を示す記号を加えたという。河出書房新社・伊藤靖さんは、谷川さんの日本語にうつしかえたことによって、日本の読者でも感情移入出来る言葉がいっぱい入っていると話した。