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「福岡市科学館」 のテレビ露出情報

先月、福岡市科学館で開催された「だいたいおっけー展」。親子連れやカップルなど認知症と関わりのない人がたくさん訪れ作品を体験した。作品のもととなったのは認知症当事者88人のインタビュー。日々の中で諦めたことや発見した喜びなどが記されている。「2つあるんです掲示板」には同じものを何個も買ってしまう認知症の方が、たくさん買っても色んな使い方をすればいいよねと前向きに考えていたことから生まれた。複数買ったものの活用法を共有する掲示板。またやっていることを途中で忘れて想定外の行動になったとしてもそれはそれで楽しもうというカードでは、来場者も思い通りにならなくても楽しめそうという体験をしてもらう。今回のプロジェクトを企画したのは、これまで当事者100人以上のインタビューを行ってきた慶應義塾大学大学院教授・認知症未来共創ハブ代表・堀田聰子さん。呼びかけに応えて認知症を専門としない学生4人が参加した。学生たちがインタビューの中から驚いたこと、感動したことなどを抜き出していき作品に落とし込んだという。認知症当事者のノブ子さんは、50代で福岡に移住し一人で暮らし塾の講師をしていたが、60歳を過ぎたころから物忘れが激しくなり探し物で1日かかるなどの症状が出始めた。医療機関に行ったところ若年性アルツハイマー型認知症と診断された。あらゆる認知症の本を読み5年ほど経ったころ自分の状態を受け入れられるようになったという。ノブ子さん記憶ノートとしてその日あったことを文字に書いて残すようになった。何度も読み返すことで以前会った人とも会話が繋がる。記憶ノートをつけていると毎晩寝るのは夜中の2時ごろ。金谷地洋さんはノブ子さんの生き方に影響を受けていた。金谷さんは、現状に向き合いつつも自分のアイデンティティを残していく生活のスタイルに感銘を受けたと話した。金谷さんは、認知症の人が感じている世界を知ることができるスタンプという作品に落とし込んだ。金谷さんは、捉えようによってはポジティブに生きられる、その精神を日常生活で使っていったら日々の出来事や辛いこと・苦しみにもポジティブなアプローチが出来るようになると話した。

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