子どもたちが日頃、学校や家庭で感じているもののなかなか大人に伝えられない気持ちが書かれたカードを会場内に隠して、訪れた人がそれを見つけることで子どもの声と向き合おうという展示会が春日市で開かれている。この展示会は、「福岡県人権啓発情報センター」が開いている。小学生の身長にあわせた高さ135センチの入り口をくぐると、教室と家の中が再現された会場があり、机やいす、ランドセルなどの中にあわせて55の子どもたちの「声」が隠されている。「声」はいずれも事前に行われたワークショップで小中学生と高校生が出したもので、うれしかったこと、いやだったこと、それに要望の3種類があるという。ランドセルの1つを開けると、「まじめにやっていたのに怒られた」という声がもやもやした気持ちを表す毛糸の中に隠されていたりして、来場者が探さなければ「声」は見つけづらい仕掛けになっている。クローバープラザ(福岡・春日)で来年3月まで。
住所: 福岡県春日市原町3-1-7 クローバープラザ
URL: http://www.fukuokaken-jinken.or.jp/
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