多くのお客さんで賑わう東京・巣鴨「福島家」。お客さんのお目当ては天然氷を使ったかき氷。天然氷を使うことでふわふわで消えるような食感に。不純物が少なく、氷自体が溶けづらいため、天然氷のかき氷は通常の氷よりも温度が高い。そのため頭が痛くならない。こうした理由から人気の天然氷だが、氷不足と値上がりが起きている。栃木県日光市の山間部にある120年以上続く蔵元に話を聞いた。理由の1つが温暖化による「紅葉の遅れ」。日光では通常11月中旬までに全ての葉が落ち、その後に氷作りを始めるが、ここ数年は紅葉が遅れて葉が落ちきらず、氷に葉が混入する可能性があるため、作業に遅れが出ているという。もう1つは「冬の雨」。氷が張っているとところに雨が降ると温度差が激しいので割れが入る。温暖化の影響で雪が降る季節に雨が降るようになり、氷作りがより難しくなっているという。代表は「天然氷は日本の独特の食文化なので、このままだとその文化がなくなってしまう」と話した。スタジオでは最新の家庭用かき氷機を紹介。ドウシシャ「電動ふわふわとろ雪スティックかき氷器」を使ってかき氷を作った。宇賀神アナは「ふわふわシャリシャリ」等とコメント。
住所: 東京都豊島区巣鴨2-1-1