石巻市雄勝町で銀鮭の養殖を営む阿部優一郎さんは13年前のきょう、福島市内で働いていて無事だったが、雄勝町の実家が津波で流された。弟の義満さん、弟の妻・恵美子さんが犠牲となり、母・良子さんはまだ見つかっていない。残された父や弟の息子を引取り福島市で暮らすことも考えたが、仕事を辞め弟のあとを継いで銀鮭漁師になった。当初は赤字だったが弟の生きた証を残したいと諦めずに続け、震災前とほぼ同じ水準まで回復した。南三陸町の港に入ってきた船。わかめのめかぶを切り落とす作業をしているのは漁師の小野具大さん。震災の津波で母の美和子さんと兄の雄大さんを亡くした。震災当時は塩竈市内の飲料メーカーに勤めていたが、家業の漁業を継いだ兄が亡くなったことから自分が引き継ぐことを決意し、南三陸町に戻ってきた。亘理町 上浜街道の災害公営住宅ではきょうも住民や地域のお年寄りが7年前から毎日続けてきた朝のラジオ体操をして交流した。住民たちの高齢化が進むなか、新型コロナの影響もあり、交流への参加が難しい人が出てきているということで、少しずつ交流の機会を増やすようにしているという。
住所: 福島県双葉郡大熊町大字夫沢字北原22
URL: http://www.tepco.co.jp/nu/f1-np/press_f1/2014/2014-j.html
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