昨日、東京・奥多摩町で警視庁青梅署などが大学の敷地を使って熊に遭遇した際の訓練を行った。東京の山合いに近い青梅市と奥多摩町を管轄する警視庁青梅署管内では、今月、合わせて3カ所の養蜂場でクマがハチミツを食べて荒らすなどの被害が起きている。訓練ではクマが突然現れたことを想定し、カプサイシンが入ったクマよけスプレーを使ってクマを撃退する手順を確認した。警視庁青梅署によると、都内のクマの目撃情報は去年の同じ時期に比べて急増しているということで、福田託也署長は、「当事者意識を持って今後も訓練を続けていきたい」としている。