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「視覚支援学校」 のテレビ露出情報

佐藤祥太郎さんは視覚に障害があり普段は白杖で点字ブロックを確認しながら歩いている。しかしこの時期、点字ブロックは雪の下。目印が無くなるとその分移動が難しくなるという。佐藤さんは5年前から網膜剥離で次第に視力が弱まっていき、今ではほとんど見えない状態。視力を失ってからは、あまり外に出られなくなった。少しでも自力で行動したいと今年度、秋田市にある視覚支援学校に通い始めた。基礎的な動作の習得からパソコンの使い方まで、「見えない生活」の過ごし方を一から学んでいる。佐藤さんが、この冬初めて受けているのが雪道の歩行指導。視覚に障害がある人に歩き方の指導を行う「歩行指導員」と雪道の歩き方を練習した。点字ブロックは普段は道路との段差で認識できるが、雪が少しでも降ると段差が埋まり、白杖で認識できなくなる。佐藤さんも、どう道がつながっているかわからず、迷ってしまうことがあるという。そんな時、頼りにするのが「雪でできた壁」。特に雪が多く降ると、除雪によって寄せられた「雪の壁」が現れる。点字ブロックが隠れてしまったときには、この「雪の壁」を歩く時の目印にする。雪がとけてしまい、壁が分かりづらくなっている場所もある。佐藤祥太郎さんは視覚に障害があり普段は白杖で点字ブロックを確認しながら歩いている。
雪によって変化するのは路面の状況だけではない。日々頼りにしている「音」も変化する。冬は、雪が音を吸収してしまい、車や人に気付きにくくなってしまう。視力を失ってからは、雪道を歩くことに不安があったという佐藤さん。この2か月、毎週のように雪道の歩行練習をしてきた。様々な状況に対応できるように練習を重ねることで、1人での行動に自信がついたという。歩行指導員・藤田由樹さんは「慣れている道でも感覚が違って分からなくなってしまうことあるので、迷っているなという様子が見られた時には、ぜひ積極的に声をかけていただけたらとても心強い」とコメント。声をかけるタイミングの例として本人が助けを求めているとき、同じ場所を何度も回るなど迷っている様子があるとき、車道に出そうになるなど危険があるときなどとした。

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