母屋の刈り込み方に隈研吾ならではのこだわりが。全体がガラス面になる開口部前方から玄関までの軒先と軒裏は、水平ではなく少しめくれ上がったようにしたい。人を迎え入れるような屋根にしたいと、ビジョンを伝えた。隈研吾がイメージする軒の形に沿って平林さんと具体的なラインをきめていく。赤い紐を目安にカットしていく。慎重な作業がおわり、仕上げの最終段階へ。阿部と三浦が挑戦した。さらに軒裏は斜めになっている軒先にあわせて斜めにカットしていく必要がある。この斜め刈りに職人も大苦戦したが無事に刈り込みが終わった。5層出できている軒裏は1層目はアサガラ、2層目は稲わら3、4層目はススキ。5層目は水切り茅というきれいに整えた茅を使用。最後の工程の刈り込みが終了した。