SNSの影響はこちらのNHKの出口調査でも明らかになった。投票する際に何を最も参考にしたのか聞いたところ、SNSや動画サイトがテレビや新聞を上回って、最も多くなった。SNSや動画サイトと答えた人の投票先を見てみると70%以上が斎藤前知事に投票したと答えた。期日前投票の日ごとの結果。序盤から中盤にかけては稲村氏がリードしていたが、終盤になると斎藤前知事が勢いに乗り、稲村氏を上回った。NHK神戸・上田泰成記者が解説:期日前の出口調査からも斎藤前知事が選挙戦の後半に追い上げていたことが分かったが、SNSの影響をどう見るのか、上田記者は「再選の原動力になったと感じる。斎藤前知事が失職した直後の駅前での活動から取材を続けてきたが、当初は立ち止まる人もまばらだった。その後、SNSで活動の様子や失職の経緯などが拡散され、都市部では多くの人が詰めかけるようになり、サインを求める人まで相次いだ。取材をしていても、SNSを見たら、斎藤前知事のイメージが変わったなどといった声も多く聞かれた。斎藤前知事自身も一夜明けたきょう“SNSなどを通じて集まる人が少しずつ増えていった。SNSは1つのポイントだった”と振り返っていた」などと選挙戦を通じての印象を語った。