大阪に本社がある大手住宅メーカー・積水ハウスの子会社グループでは、建設業界などで時間外労働に上限規制が適用され、深刻な人手不足が課題となる「2024年問題」が懸念される中、ことし大工職の新入社員を去年の3.4倍に当たる134人採用した。この会社では今年度から実習時間を増やすなど人材育成により力を入れており、新入社員たちはさっそく住宅を組み立てる工事の実習を見学していた。建設業界の「2024年問題」を巡っては、大和ハウス工業が戸建住宅のすべての建設現場にカメラを設置することで、現場監督の作業効率を向上させる取り組みなどを行っており、人手不足を踏まえた対策が進んでいる。