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「金属空気電池」 のテレビ露出情報

食べられないホヤの外の部分、被嚢は捨てるしかなかった。東北大学の藪先生はホヤの殻を使って金属空気電池を作っている。化学反応を促す触媒にホヤの成分が入っている。ホヤはセルロースを作る唯一の動物。ホヤ殻由来のセルロースは木質に比べて分子が規則正しく並んでいて密度が高い。電気が流れやすいよう、セルロースを高温で熱して炭にする必要があるが、木質のセルロースは熱分解が起きて失われてしまう。一方、ホヤ殻のセルロースは高温で熱しても炭素として残る。今まで、燃料電池の触媒にはプラチナなどの白金族は使われてきたが高価で貴重な金属。ホヤ殻の炭に加えるものとして藪先生が目をつけたのが血中のヘモグロビン。畜産業の廃棄物から作る乾燥血粉の中のヘモグロビンとホヤ殻をかけ合わせ焼くことで白金に引けを取らない新しい触媒を作り出すことに成功した。

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