外国人観光客が増える中、空港では人手不足が問題となっている。コロナ前が3188万人なのに対し、今年は8月末までで2401万人が訪れるなど過去最多となることが予想されている。空港での地上業務・グランドハンドリングの人手不足は特に問題で、新千歳空港では海外航空会社の新規就航などにも対応できない状況となっている。札幌市や空港周辺の街から集まった学生と保護者に対しての見学会も行われ、地上での業務の認知度を高めることで人手不足解消を目指している。誘導路へ飛行機を押していくトーイングカーの試乗だけでなく、荷物を詰め込むランドハンドリングや、飛行ルートの確認などを行うオペレーション、空港カウンターでの接客を行う旅客ハンドリングなど多様な役職があることを学んでいった。航空需要が落ち込むと多くのスタッフが離職したグラハン業界だが、再び人材を確保するために去年設立された空港グランドハンドリング協会もPR活動や待遇改善を進めている。担当者は育児しながら働く女性の為の工夫もしながら長く活躍できる環境の整備を目指していると話している。