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「立てるソニア」 のテレビ露出情報

福岡県久留米市の依頼人・嶋俊幸さん。地元のお城である久留米城跡によく来るという。お城好きが高じて10月から1か月ちょっとかけて車で日本一周のお城巡りの旅に出たという。お宝は、開業医だった義父が他界後、診療所を片付けていたところ手術室の戸棚から出てきたという。作者を調べると、福岡出身の有名画家・児島善三郎の作品だった。児島善三郎は、西洋の画法に取り組みながら日本人の油絵を追求し続けた画家。1893年に福岡市の紙問屋の長男として生まれる。中学の頃から絵に熱中し画家を志したが、父に反対され長崎医学専門学校に進学。しかし夢を諦めきれず1年で中退し家出同然で上京。1914年に東京美術学校を受験するも不合格。その後は独学で絵を学んだが、結核を患い帰郷。5年に渡る闘病生活をし、1920年に再び上京。友人の勧めで二科展に出品すると、5点全てが入賞。美術学校にも通っていない新人としては異例の快挙。1925年にフランスに留学。古典に回帰し人物の立体感や重量感をいかに表現するかをテーマに、西洋伝統の裸婦画に挑んだ。帰国後、二科会を脱会し里見勝蔵・林武と共に独立美術協会を結成。児島善三郎が目指したのは、西洋の画法を駆使して日本的風景を表現することだった。1936年から国分寺にアトリエを構え武蔵野の豊かな自然を描く傍ら、全国各地に足を運び伸びやかなタッチで次々と傑作を生み出した。59歳の時、結核が再発し喀血。外出するのが困難になりアトリエで花を描いた。依頼品は、筑後川を描いたもの。

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