政治資金収支報告書に不記載があった自民党の参議院議員22人が、政治倫理審査会の全面公開を受け入れ、国会の閉会中も審査を行うことになった。臨時国会はきょうが会期末だったが、きのう衆参両院の本会議で会期を24日まで延長することが議決された。こうした中、参議院の政治倫理審査会幹事懇談会では自民党・衛藤晟一議員の審査をあさって公開で行うことが決まった。また、これまで議員の傍聴のみを望んでいた22人が全面公開を受け入れる意向に転じたことが自民党側から伝えられ、国会閉会後の25日も4人の審査を行うことで合意。立憲民主党・吉川幹事は残る18人について、年内の審査は厳しいとの見方を示し「年明け引き続き協議する」としている。一方、今週、衆議院の政倫審に出席した萩生田元政調会長と平沢元復興相について、自民党は次の選挙の公認候補者になる選挙区支部長に選任することを決定。2人は10月の衆院選で公認されず無所属で当選していた。