日本前装銃射撃連盟は火縄銃の実演、研究を行っている。1発分の火薬、弾をあらかじめ仕込んだ「早合」を立花宗茂の鉄砲隊は導入していたといい、短時間での銃撃が可能だった。実証実験を行うと、早合があると5分で9発を撃つことができたが、早合がなければ5発にとどまった。立花宗茂は商人を通じて南蛮貿易を行い、ポルトガルなどの品々を入手していた。ヨーロッパではペーパーカートリッジという早合に似た道具が使われ、海外との交易でもたらされたと考えられる。関ヶ原の戦いで宗茂は西軍として参戦し、早合を用いた鉄砲術、大砲を城攻めに使ったという。