2022年3月から建築家・隈研吾さんが参加。里のシンボルとなる母屋の建築に向けスタートを切ったかがくの里の母屋プロジェクト。隈さんが設計・デザインしたのは里の森に溶け込む茅葺き屋根の家。材料には里山を整備するために切った間伐材や里の入口にあった大きな杉の木などを主に使い、周辺地域に生えていたススキや竹を集め、茅葺き職人が独創的なカーブが美しい茅葺き屋根を葺き、左官職人のたたきという技で里の土を使った柔らかみを感じる土間ができた。今年5月、所さんが初めて対面。建築中の母屋を隈さんが案内した。今回は内装へ。中でも特徴的なのが壁。使うのはかがくの里の隣の市で江戸時代から受け継がれてきた技が茨城県の無形文化財にも指定される伝統の和紙。阿部さんが原料から和紙作りを体験。その作業はかなり地道で超繊細。受け継がれてきた職人技とは。