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「箸墓古墳」 のテレビ露出情報

「親魏倭王」の称号を得た卑弥呼だが、狗奴国との戦争を終わらせることはできなかった。邪馬台国と狗奴国の戦いの行方は未だに明らかになっていないが、その結果を解明する手掛かりとなるのが邪馬台国のシンボルとされている前方後円墳の分布だ。AIを活用した最新の古墳探査を実施した結果、それまで狗奴国のシンボルである前方後方墳が多いとされてきた東海・東北地方で複数の前方後円墳が発見された。こうした前方後円墳は卑弥呼の時代が終わって以降に東海・東北地方に広がっており、この事実からは前方後円墳をシンボルとする勢力が東日本へと版図を拡大していったことが伺える。
4世紀を機に逆転していった両者の関係を解き明かす手掛かりとなるのが箸墓古墳に秘められている。堅牢かつ巨大な箸墓古墳はそれまでの日本にはみられなかった最新鋭の土木技術で構築されたものと考えられており、その技術をもたらしたのは大陸からの渡来人であったと考えられている。彼らがもたらした複数の土と粘土を積み重ねる「盛土」は雨や衝撃に対して非常に高い耐性を持っており、この優れた土木技術は気候変動の激しい当時ににあって大きなアドバンテージになったであろうことは予想に難くない。こうして倭国の勢力図が書き換わっていく中、卑弥呼は3世紀半ばに没する。彼女の没後、代わって台頭してきたのが「ヤマト王権」という勢力。このヤマト王権の有力者は大仙陵古墳に代表される前方後円墳に葬られているが、これは卑弥呼の墓であり邪馬台国のシンボルとされるものと同じだ。そこから浮上している仮説の一つには「卑弥呼はヤマト王権の最初の王であった」というものもあるが、いずれにせよ真相は古代の闇の中に眠っている。
住所: 奈良県桜井市箸中

他にもこんな番組で紹介されています…

2024年3月17日放送 21:00 - 21:50 NHK総合
NHKスペシャル古代史ミステリー 第1集 邪馬台国の謎に迫る
中国の歴史書「魏志倭人伝」にその名が登場する女王・卑弥呼。彼女が率いたとされている邪馬台国を巡っては未だ多くの謎が残っており、その位置さえ明らかになっていない。外交面では中国に使者を送って「親魏倭王」の称号を得た卑弥呼だが、その死後に台頭してきたヤマト王権とのつながりも謎に包まれている。
日本史上屈指の謎とされている「邪馬台国の位置」。江戸時代から多くの論[…続きを読む]

2024年3月3日放送 8:50 - 8:57 NHK総合
超体感!“ニッポンはじまり”の旅(超体感!”ニッポンはじまり”の旅)
日本最初の巨大古墳といわれているのが「箸墓古墳」。最古の歴史書・日本書紀に築造のようすが記されている。この古墳誰が埋葬されているのか?いろいろ説はあるが、最近ソレを伺わせるスゴイ発見が!古墳から500mのところにある纒向遺跡。ココに当時列島最大の建物群があった!そのなかに王宮がたっていたと考えられる。東西2キロ、南北1.5キロ。運河が流れるおおきな集落だった[…続きを読む]

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