米フェスについてエコノミストの崔真淑さんの解説。崔さんは、現状の米不足の動向は去年の猛暑だけでなく減反政策の影響も大きいとの指摘もあり米価格はまだ高い。こうした状況を打破するには長期的にお米を食べることが重要だと思う。消費者の米需要が増加すると、長期的には農家の収入増加をもたらし新規の米農家の参入が促され、結果的に価格が安定する可能性がある。ただ、減反政策の方向性をどうするのかも重要。日本のカロリーベースの食料自給率は約38%と低迷している。小麦や大豆などは輸入に依存していることも課題。中国が米備蓄を年間3分の2にまで拡大していることもあり、何が起きてもおかしくない状況。日本も戦略的備蓄や農業の活性化が重要なのではないか、などと指摘した。