チコちゃんが「粘着クリーナーができたキッカケはなに?」と聞いた。正解は「ゴキ逮捕!」が売れなかったから。粘着クリーナーメーカーの陶山陽右さんによるとハエたたきのようなゴキブリ退治の道具「ゴキ逮捕!」が売れず埃をかぶった大量の在庫のおかげで粘着クリーナーが生まれた。昭和53年に社運をかけた新製品として開発部の鈴木さんが「ゴキ逮捕!」を大々的に売り出した。しかし全く売れず会社最大のピンチに。ホコリをかぶった在庫の山を整理した従業員の服にホコリがついたため粘着テープを丸めてホコリを取っているのを見て新しい掃除道具になるとひらめいたという。従来の掃除は掃いたり拭いたりするのが主流だったため粘着テープは画期的なアイデアだった。最初はのりの面を外側にしたテープを作りペンキローラーから使いやすい形を見つけた。当初はクラフトテープと同じ茶色だったがホコリがわかりづらいと言われ白色にしてゴミが取れた満足感が得られた。昭和58年に粘着クリーナー発売し大好評に。