死者と行方不明者合わせて63人と戦後最悪の火山災害となった御嶽山の噴火から先月27日で10年となった。先月岐阜県側の日だ頂上近くに噴石などから登山を守るシェルターが設置された。御嶽山長野側にはシェルターは7基設置されているが、岐阜側はこれまで山小屋の屋根強化をしてきたためシェルターは設置されていなかった。このシェルター設置に関わった細江和彦は麓の下呂市で土木建設会社の社長を務めている。登山が趣味の細江は10年前の噴火当日にも御嶽山の登山を計画していたが、日程を変更し被害を免れた。細江は命拾いをし、生かされた分できることをできるだけしていきたいと話す。そして1週間余り山に泊まり込んでシェルターが完成。地元の下呂市でシェルターの存在を置く知ってもらい、いざというときに活用してもらいたいとしている。