小山さんがどうしても見てほしいという巨木が、細蔵山の幻の大杉。富山県東部、背後に立山連峰を控える上市町にある細蔵山は、豊かな自然に囲まれたこの場所にあるという。幻の大杉へは、川沿いを登山口まで進み山を駆け上がる全長約6kmの道のり。沢を渡り藪をかき分け登山口を目指す。登山口からは、標高を一気に500mあげる急勾配。山の中腹に杉の巨木がある。幹周りは約4m。幻の大杉と比べると子どもみたいなものだという。さらに急斜面を登り歩き始めて6時間かけ到着。深い森の奥にひっそりと佇むひときわ大きな細蔵山の幻の大杉。約1000年をかけて高さ23m・幹周り11.9mまでに成長。最近まで登山道がなく、ほとんど人が入ることがなかった奥地。発見された2013年には巨木マニアの間で一大ニュースになったという。