総務省の調査では、65歳以上の日常生活にかかる費用は、夫婦のみの世帯でおよそ25万6000円、単身世帯で15万円ほど。年金だけでは十分とはいえない状況。65歳以上の就業者数はおよそ930万人、4人に1人が働いている計算。シニア世代の新しい働き方、いわゆる“レンタルおばあちゃん”を提供している会社がある。日々の面倒くさいことや困ったことに対応してくれるこの会社には、60代以上のシニア部門があり、最高齢は94歳、およそ100人が在籍している。3年前に登録した小野田さん(70)、大学レポート作成のためおばあちゃん世代の意見が聞きたいという依頼を受けて相談に乗っていた。