今回の香川県知事選挙で善通寺市が初めて導入した「電子投票」。知事選挙で実施されるのは全国で2例目。3回のタッチで投票は完了。文字を書くのが難しい有権者でも簡単に投票できて疑問票も防げる。2002年から地方選挙で実施できるようになった電子投票は翌年に岐阜県可児市で機器の不具合が発生して選挙をやり直す事態になるなど各地でトラブルが起きた。また、使用する機器は専用のものに限られコスト面の課題も指摘された。こうした状況を受けて2020年に総務省は運用指針を見直し、タブレット端末など市販の危機を使えるようにした。おととし大阪・四條畷での市長選挙で初めて導入され、ことし行われる選挙で導入する自治体が相次いでいる。今回の選挙の開票作業では人員をこれまでの70人から20人程度に削減しつつ、作業時間は20分程度短縮される見通しだという。今回の機器には候補者の名前を音声で読み上げる機能はついていない。目が見えない人は一連の操作や確認を職員に任せる形となった。総務省は自治体への支援なども進めていて、有権者の利便性を向上させるため普及への機運を高めたいとしている。
