この春、長野県の泰阜村に移住してきた大阪大学・大学院生・大原理彩子さん。大阪府・吹田市出身で東京のNPO法人が運営する緑のふるさと協力隊の隊員。大原さんは車で1時間かけ山の中を進み木下さんの作業場でイベントで販売する五平餅づくりのお手伝いをした。緑のふるさと協力隊は農村での活動や暮らしに関心を持つ若者を全国の自治体に派遣し地域の活性化などに取り組むプログラム。学生時代に、東日本大震災の被災地について学ぶ中で、復興や地域おこしに関心を持つようになった。就職活動を控えた去年、自分のやりたいことを考えたとき、真っ先に思い浮かんだのが農村での暮らし。大学院を1年間休学し泰阜村に移住することを決断した。泰阜村で生活を始めて1か月余り。村からミッションを託されていた。