きょうの解説は気象予報士・天達さん。天達さんいわく「スーパーエルニーニョで今年の冬は暖冬なのに嵐・大雪の可能性」とのこと。きのう気象庁が長期天候情報を発表したが、内容は「10年に一度程度の著しい高温となる可能性がある」というもの。エルニーニョ現象とはペルー沖の海面水温が基準値より0.5度以上高くなることを指すが、さらに高くなると「スーパーエルニーニョ」と言う。7月の段階でで1.7度上昇、11月のピーク時には最大2.4度上がると予想される。2015年12月は海面水温のピーク時はプラス3度まで上がった。三重大学・立花教授によると「今年の海面水温は基準より3度以上高くなる可能性があるスーパーエルニーニョの冬になる」とのこと。海面温度が上がると水蒸気が発生しやすくなり、台風の発生も多くなる。2015年は12月でも半袖を着ている日があった。東京・練馬では24.6度、三重県尾鷲市では25.6度を記録した。そうなると紅葉が遅れるなども発生する。天達さんは「今年も紅葉が遅れる可能性が出てきている」と話す。さらに山形県では観測史上初の”雪のないクリスマス”となった。天達さんは「今年は東京は夏日というのはなかなかないと思うが、西日本ではもしかすると夏日が出てくるかもしれない。すごい極端かもしれない。ものすごい暑い日とものすごい寒い日がやってくるかもしれない」などと話した。