群馬県の北西部にある奥四万湖の青は「四万ブルー」と呼ばれている。近くにあるのは1000年以上の歴史がある四万温泉。温泉街には30軒ほどの旅館が建ち並び昔懐かしい雰囲気が残っている。四万温泉もほんのり四万ブルー。青い理由やメカニズムは諸説ありはっきりとは分かっていない。青さが注目されるようになったのはここ数年のこと。きっかけとなったのが奥四万湖で撮影された鉄道会社のCMである。鮮やかな四万ブルーを一目見たいと全国から観光客が訪れるようになった。この四万ブルーにあやかって四万温泉の水を使ったブルーのお酒も登場している。幅広の麺を煮込んで作る郷土料理おっきりこみも、この町ではブルーに変身。町で60年続く遊技場で開店当時から使い続けているゲームの筐体もブルーが基調でボールの色もブルーである。かつては5軒あった遊技場も現在はここのみとなっている。奥四万湖は1周約4キロのダム湖で四万ブルー人気の原点といえる場所である。季節ごとの色合いの変化も四万ブルーの魅力で、四万川の上流ではキャニオニングが体験できる。キャニオニングは13歳以上から体験可能で9月末ごろまで楽しめるとのこと。