東京練馬区の3年前にオープンした立ち食いそば「のじろう」は店内は約10人分のカウンターで、そばとうどんが13種類ずつで1杯340円からとなる。そばはやや太麺で噛み心地のいいコシが特徴である。「からあげそば」や「かき揚げそば」があり、客の約7割が注文するという580円の「肉そば」は毎朝仕込むつゆをかけそばつゆで茹でた豚バラ肉をたっぷり盛り、白髪ネギを載せた一品となる。江古田は日本大学芸術学部などがある学生の街で、学生や教職員が訪れる。店名ののじろうは、オーナーの野口次郎さんの学生時代の愛称だという。父が営む豆腐店の配達の手伝いの合間に立ち食いそばを食べており、21歳で中華料理店を開くがそばの味が忘れられず、52歳でのじろうを開いた。店長の三津田さんは毎朝6時から仕込みを始める。出汁は国産のサバ節と宗田節で、返しの醤油も選りすぐったものである。コシにこだわった麺は多くの店を食べ歩いて研究したという。肉そばの肉は毎朝約100食分仕込んでいる。60円でネギ増しが選べる。