茨城県日立市の一角にトタン張りの飲食店12軒が密集する「塙山キャバレー」で飲んでる人の飲み代を払う代わりに家を見せてもらう企画を実施。出会ったのは田澤さん(58歳・男性)。飲み代は自分で払った方が気持ちが良いというので、タクシー代をお支払いして家までついて行った。推定距離は4km、料金は2,100円だった。日立製作所を早期退職。娘2人は結婚し、去年2月に妻を亡くして一人暮らし。3歳と1歳の孫がおり、キーホルダーに顔写真を貼っていた。娘は隣のひたちなか市と水戸に住んでいる。自宅は注文住宅。妻の趣味100%で、2000年代前半に流行した南フランス風だという。築25年で間取りは4LDK。午後10時30分に帰宅。冷蔵庫には妻が作った付箋が貼ってあった。食材がなくなったら剥がして補充するという。以前は妻が料理を作っていたが、現在は自炊。翌日のご飯&パンも仕込み済みだった。日立には高卒で入社し、分電盤の設計を行い、担当部長まで昇進した。家事・育児はほぼやらず、家庭を顧みなかったと振り返った。肺がんで亡くなった妻・けいこさんは生きていれば58歳で同い年。病気が分かってから亡くなるまでの日々を語ってくれた。
