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「能狂言絵巻」 のテレビ露出情報

能の物語は夢幻能という形式が基本となっている。能楽師は能面をつけ、恋に執着する女性の幽霊や非業の死を遂げた武将の亡霊になり物語を語る。能面は魂が宿る依代とされる。最古の家系である金春家に伝わる能面を8K3DCG化した。小面は若い女性の能面。表情は喜怒哀楽に寄せない中間表情で、変化する主人公の心情を1種類の能面で表現するための工夫。角度を変えることで表情が変わる。上向きは照るという明るい表情、下向きは曇るという悲しい表情。能は時の権力者に好まれて浸透していき、豊臣秀吉は自分の演目を作るほど愛好していた。能面が求められるようになると、能面を複製する写しの文化が生まれた。傷や修復した跡まで忠実に模倣していた。現代の面打ちも、古色付けという作業で能面を汚すことで、元になる能面の歴史を表現していた。

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