昭和の食べ物のイメージを払拭した魚肉ソーセージが再ブレイクしている。都内スーパーにはほたて風味やキャラクターものまで25種類など揃っていた。物価高の影響もありお手頃な魚肉ハム・ソーセージの販売金額は今年4月に最高値を記録した。魚肉ソーセージは1935年に日本で誕生、当時はマグロなどの赤身魚が使われその後冷凍タラの普及で白身魚となり、戦後の食糧難からタンパク源として魚肉が注目され家庭や給食の定番となった。今ではギョニソレシピがSNSで話題になるなど幅広い世代に親しまれている。安さだけでない。マルハニチロは脳卒中などの病気リスクを軽減するとされるDHA配合のDHA入りリサーラソーセージωを販売、特定保健用食品として近年高まる健康志向にマッチしているという。ニッスイの速筋タンパク ソーセージ減塩 MSC70はスケソウダラに含まれるタンパク質が通常より体内で効率よく利用されるとし1本で1日分の速筋タンパクが摂取可能。またこだわり魚種シリーズは銚子産のいわしなど全6種類を販売、魚の味が濃く出るようブレンドしているということ。