川崎市と東京大田区を結ぶ路線できょうから自動運転バスの実証実験が始まった。実証実験は川崎市の大師橋駅と東京大田区の天空橋駅のおよそ4.4キロのルートなどで合わせて8日間行われる。実験用のバスは「レベル2」で運転手が乗った状態で加速やハンドル操作などが自動で行われる。路上駐車などもある中、車線を変更したり交差点を曲がったりしながら走行した。実証実験の背景にあるのが運転手など公共交通の担い手不足だ。川崎市では昨年度までの5年間で市バスや民間の路線バスが一日当たりおよそ2300便減っている。そこで公共交通の維持に向け自動運転バスの活用が検討されている。川崎市は特定の条件で運転手がいなくても完全な自動運転を行うレル4の商業運転を2027年度に始めることを目指している。