きょう午後から開催の政倫審では午後2時10分から岸田総理が、午後3時40分から二階派事務総長・武田良太元総務大臣が出席の予定。岸田総理は自民党総裁という立場での出席。あすは午前9時から安倍派元事務総長・西村康稔前経済産業大臣、松野博一元官房長官、午後1時から安倍派座長・塩谷立元文部科学大臣、安倍派元事務総長・高木毅元国対委員長が出席し、それぞれ1人80分の弁明説明と質疑を完全公開する。非公開での開催を求める議員がいて野党と折り合いがつかずきのうは政倫審を開催できなかった。岸田総理は政倫審をもって政治とカネの問題の収束させたかったがより悪化したため、自らが出席するという奇策に打って出たと考えられる。議員からは「予算委員会と同じ説明ではかえって不信感が増す」という不安の声もあるという。
当初政倫審への出席を表明していた5人のうち、西村前経産大臣と武田元総務大臣は公開に応じる姿勢を示していたが、他の3人は非公開を求めていて党内で調整を続けたがまとまらなかった。きのう岸田総理が突如政倫審への出席を表明し、5人全員が完全公開での出席を決めた。政倫審を開かなければ2024年度予算案の審議日程の話し合いに応じない姿勢を野党が見せていて、年度内の予算案成立が不透明になっている状況で、岸田総理は自らが出席するというカードを切らざるを得ない必要に迫られていたことが背景にある。総理が岸田派の解散を打ち出して以降、麻生副総裁・茂木幹事長との間に距離があり、岸田総理自らが動かざるを得なかったとも考えられる。谷口さんは「リーダーとしての自分の力強さをアピールする目的などから出席表明につながったと考えられる」などと話した。
派閥などの複雑な党内事情もあり、党執行部の麻生副総裁や茂木幹事長の調整よりも首相が早く動いたと考えられる。中室さんは「きちんと決着を着けた上で予算審議をする準備をしてほしい。日本経済は過渡期でデフレを脱却できるか大事なとき。新年度予算が成立しないのは危機的状況。政治家の不祥事が長く報道されると国民のモラルが下がるという論文がある。長引くのはだれにとってもよくない。」と話した。柳澤さんは「最後に一番自分がショウアップできる格好でカードを切るつもりだと予測していた。政倫審は禊の場として出席・公開するだけで詳らかにされるとは思えない。政倫審の中身には期待できない。」と話した。谷口さんは「選挙に絡んだお金については詳らかにできないと思われる。自民党の政治・選挙のあり方に長く幅広く関わる問題で、発言の波及などを考慮しての発言がされると予想する」とコメントした。
当初政倫審への出席を表明していた5人のうち、西村前経産大臣と武田元総務大臣は公開に応じる姿勢を示していたが、他の3人は非公開を求めていて党内で調整を続けたがまとまらなかった。きのう岸田総理が突如政倫審への出席を表明し、5人全員が完全公開での出席を決めた。政倫審を開かなければ2024年度予算案の審議日程の話し合いに応じない姿勢を野党が見せていて、年度内の予算案成立が不透明になっている状況で、岸田総理は自らが出席するというカードを切らざるを得ない必要に迫られていたことが背景にある。総理が岸田派の解散を打ち出して以降、麻生副総裁・茂木幹事長との間に距離があり、岸田総理自らが動かざるを得なかったとも考えられる。谷口さんは「リーダーとしての自分の力強さをアピールする目的などから出席表明につながったと考えられる」などと話した。
派閥などの複雑な党内事情もあり、党執行部の麻生副総裁や茂木幹事長の調整よりも首相が早く動いたと考えられる。中室さんは「きちんと決着を着けた上で予算審議をする準備をしてほしい。日本経済は過渡期でデフレを脱却できるか大事なとき。新年度予算が成立しないのは危機的状況。政治家の不祥事が長く報道されると国民のモラルが下がるという論文がある。長引くのはだれにとってもよくない。」と話した。柳澤さんは「最後に一番自分がショウアップできる格好でカードを切るつもりだと予測していた。政倫審は禊の場として出席・公開するだけで詳らかにされるとは思えない。政倫審の中身には期待できない。」と話した。谷口さんは「選挙に絡んだお金については詳らかにできないと思われる。自民党の政治・選挙のあり方に長く幅広く関わる問題で、発言の波及などを考慮しての発言がされると予想する」とコメントした。