先の衆院選で躍進した国民民主党が掲げる103万円の壁の引き上げ。議論が活発化する中、財務省のSNSに異変が起きている。批判のコメントが殺到しているのは財務省の公式X。普段は20件ほどのコメントがつく投稿に衆院選後は2300件以上のコメントが。内容を分析すると91%がネガティブな反応だった。きっかけは103万円の壁の引き上げをめぐる議論。政府はこの見直しで7.6兆円、税収が減ると試算。これに対し財務省が抵抗していると捉えた人が反応しているとみられている。この騒動を受けて動いたのが国民民主党の玉木代表。これまで財務省批判を繰り返してきたが一転、冷静な議論を呼び掛けている。財務省は「さまざまなご意見が増えていることは承知している、今後も理解を深めていただけるよう努める」とコメントしている。