2度にわたった自民、公明、国民民主党の幹事長による会談で、与党側は国民民主側の要望をおおむね受け入れ「103万円」の年収の壁について「178万円をめざして来年から引き上げる」ことで合意した。ガソリン税の暫定税率を廃止することでも一致したが、これらの具体的な実施方法などについては「引き続き関係者の間で誠実に協議を進める」と確認。国民民主党・榛葉賀津也幹事長は「この合意書をもって我々は予算に賛成したいと、補正予算に賛成をしたいと思う」とコメント。一方、自民党と立憲民主党の国対委員長同士の会談では、自民党が立憲の要求を一部盛り込んだ補正予算案の修正案を提出することで合意。政府提出の予算案が修正され可決されれば28年ぶりのことで、補正予算案はきょう夕方にも衆議院を通過して参議院へ送られる運びとなった。