自民党の派閥の政治資金パーティーを巡る問題で開かれた国会の政治倫理審査会。衆議院では4人(福田達夫氏、宮内秀樹氏、宮下一郎氏、簗和生氏)が出席した。きょうまでの3日間、衆議院と参議院の審査に出席したのは19人に上る。旧安倍派の福田幹事長代行は派閥からの指示を受けて、秘書が還付金を収支報告書に記載しない対応を取っていたと説明した。その福田氏自身も、父親の福田康夫元総理大臣の秘書を務めていた。このため還付キックバックの存在を知らなかったのかと問われると「会計に一切触らなかったので知りうることがなかった」と、去年秋以降に一連の問題が報じられるまで、キックバックの仕組みそのものを知らなかったと説明した。そして、還付金が裏金に当たる認識があるか問われたのに対し「故意に裏金を作る思いは全くなかったが世間一般の目から見れば裏金の状態だった」とコメント。