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「興居島船踊保存会」 のテレビ露出情報

瀬戸内海に浮かぶ愛媛県の興居島は海の上の舞台で踊る舟踊りが長年続けられてきた場所。地域の高齢化などにより祭りの形を変えながらも踊りをつなごうとする人々を訪ねた。松山市の高浜港からフェリーでおよそ10分。興居島は古くから瀬戸内海の海上交通の要衝。舟踊りにゆかりがあるという島の総鎮守である船越和気比賣神社を訪ねた。古くから奉納されてきたのが船を舞台にした舟踊り。伊予水軍が凱旋したときに島民に身振り手振りで戦いの様子を伝えたのが始まりとされており、戦いに勝った感謝の形を船踊りの奉納で現した。舟踊りを指導するのは保存会会長の山内望さん。そして山内さんの3人の娘も踊り手として参加している。舟踊りは太鼓のリズムに合わせて物語を演じる無言劇。小学生の頃から20年ほど舟踊りを続けている3人。今では踊りの中心を担っている。長年舟踊りが行われてきたのが海の上に特別に造られる舞台。3人もこの舞台で舟踊りを披露。地域で作り上げる祭の魅力にのめり込んでいった。しかし泊地区では高齢化で船の舞台を造れる人が減り2年前から海の上での踊りを断念。体育館での開催を決めた。今回の演目は紅葉狩りに来た侍と鬼が戦う物語。全身を使って踊る20分。客席の声援を受け3回の公演を踊りきった。公演を終えた3人は「島の人の暖かさをかんじ感極まっちゃいました」などとコメントし、「続けていきたい」と語った。舟踊りは来年は別の地区が担当し、泊地区が担当するのは2年後のため再び練習を重ね踊りをつなぎたいと話している。

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