北陸新幹線の延伸から今日で1年。福井県へのアクセスは格段に向上して、ここを100年に一度のチャンスと捉え、福井県は「地味にすごい、福井」というキャッチフレーズのもと観光に力を入れてきた。県内4駅を中心に観光スポットを紹介。1つ目の芦原温泉駅はあわら温泉。特徴は泉質・効能が宿ごとに異なること。老舗旅館の灰屋では温泉で疲れを癒やした後に越前ガニを使った会席料理を楽しめる。2つ目は福井駅。駅前には恐竜ロボットなど多くのモニュメントがある。福井県立大学では全国初となる恐竜学部が来月開設され、まさに恐竜王国。また、福井駅の周辺では次の土曜日から第40回ふくい桜まつりが開催される。オススメは足羽川の桜並木。さくら名所100選にも選ばれている。1.5kmにわたってライトアップされた川沿いの桜の木を鑑賞することができる。3つ目の越前たけふ駅では越前そばの里でそば打ち体験や工場の見学などができる。4つ目は終点の敦賀駅。日本海側最大級の海鮮市場といわれる日本海さかな街がある。たくさん魅力はあるが、観光面では課題もある。観光客の増加率は全国トップだが、延べ観光客数は45位。宿泊施設の不足で、北陸で比較すると石川県の5分の1以下のキャパしかない。旅行アナリスト・鳥海高太朗氏によると、延伸により観光客数は増加しているが、知名度がまだ十分ではないということ。今後はSNSなどを使って国内外向けに福井の良さを発信して知名度向上が重要になってくる。
住所: 福井県あわら市春宮1-12-15