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「芯漆」 のテレビ露出情報

今回訪れたのは能登半島地震でとくに被害が大きかった石川県輪島市。リーダーと一緒に匠を調査するのはロンドン五輪柔道女子金メダリスト松本薫さん。石川県出身で高校生までの18年間を金沢市で過ごした。震災以降輪島市に来るのは初めてのことだという。松本さんは「現実を知って、本当だったんだと気づいた」などコメント。そんな中輪島塗の伝統を守るために奮闘する匠がいるのは港からほど近い場所。輪島塗の匠・山崖松堂さん59歳。歴史ある自宅兼工房が1月の地震で全壊。輪島塗の作業も出来ない状況に。そのため現在山崖さんは自宅横の物置の中で作品づくりをしている。山崖さんは輪島塗について「(輪島塗は)木地に布を塗り下地を厚く施し、輪島特産の地の粉を漆に混ぜて作る漆器」と紹介。500年以上の歴史がある輪島塗、国の重要無形文化財にも指定されている。そんな輪島塗に使用される漆は漆の木の樹液で耐水性や防腐性が高く、漆を塗った器は堅牢で古来より重宝されてきた。その漆を使い山崖さんは究極の輪島塗とも呼ばれるものを作っている。山崖さんは「本来の輪島塗は感想など保存環境の影響でひび割れを起こすことも。そのため芯から漆を使って漆だけでものづくりをしようと」述べ芯漆の輪島塗を紹介した(本来の輪島塗は木で出来た土台に漆を塗り重ねて作る)。漆器は水に浮かぶが、芯漆は水に沈むという。山崖さんの芯漆は何年経ってもひびが入ることもなく、色合い・形を保つことができるという。
「輪島塗“芯漆”の製作方法と完成までの時間」を紹介。芯漆はまず発泡スチロールの型に漆を塗り重ねていき形を作っていく。そしてある程度厚みが出たら発泡スチロールを削り取ることで漆だけで作られた輪島塗になる。長いものだと完成までに20年近くかかるという芯漆。山崖さんに漆を塗る作業を見せてもらうことに。山崖さんは「僕は手で漆を塗る。おそらく日本では僕だけ。輪島塗は漆を約10回塗り重ねるが芯漆は約400回塗り重ねる。手で塗ることによって出る模様がある」などコメント。さらに漆にもこだわりがあるという山崖さんは「全部日本産漆にこだわっていて。いま作られている漆のほとんどが中国産。国宝・重要文化財建造物の保存修理に原則として国産漆を使用なければならないという法律ができた。そうなると市場に国産漆が出回らなくなって手に入りにくくなっている」などコメント。国産の漆の値段は中国産の約5倍だが、山崖さんのもとには代々受け継がれてきた国産の漆が保管されていた。山崖さんは「漆は酸、アルカリ、アルコールに腐食されない。塩酸の液に入れても漆は溶けない。僕らの願いとしては千年、二千年、人類が続く限りこの漆器を大切にして輪島塗として使っていただきたい。(値段は)ものにもよるが大体15万円くらいから始まって、高いものでは100万円近く」などコメント。
「輪島塗“芯漆”独自の色合いや模様の秘密」を紹介。山崖さんは「主に青い色はラピスラズリなどの鉱石を砕いたものを漆に混ぜて様々な色合いをだしている。あとはウルトラマリンなどを混ぜてこういった色を出していく」などコメント。山崖さんの作品(芯漆)。万寿尊、ツクヨミ 彩色が紹介された。そして都内の料亭で山崖さんの唯一無二の芯漆が。

他にもこんな番組で紹介されています…

2024年6月30日放送 10:00 - 11:00 テレビ朝日
リーダーズサーチ 街でウワサの匠さん(リーダーズサーチ 街でウワサの匠さん)
今回訪れたのは能登半島地震でとくに被害が大きかった石川県輪島市。リーダーと一緒に匠を調査するのはロンドン五輪柔道女子金メダリスト松本薫さん。石川県出身で高校生までの18年間を金沢市で過ごした。震災以降輪島市に来るのは初めてのことだという。松本さんは「現実を知って、本当だったんだと気づいた」などコメント。そんな中輪島塗の伝統を守るために奮闘する匠がいるのは港か[…続きを読む]

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