花王は4月から美容の新しいサービスを開始、遺伝子の情報を使って肌の状態を詳しく知ることができる。自宅で専用のあぶら取りフィルムを使い顔の皮脂を採取、フィルムは花王の施設に郵送され皮脂の成分だけを抽出する。花王は新たに開発した装置で液体を解析、皮脂の中のRNAを解析する技術の開発に成功した。RNAは遺伝子情報が含まれた分子のことでコロマワクチンの開発にも使用された。解析結果は花王の店舗でサービスの利用者に伝えられる。紫外線によるダメージの受けやすさなど肌の状態を12項目に分け数値化して表示し結果などをもとにおよそ130種類の商品から肌に合ったものを提案する。費用は年間33万円でRNAの解析費用や化粧品の代金が含まれる。新しい装置も開発中。これまでにRNAを解析したおよそ1万人のデータをもとに顔の写真を撮るだけでAIが肌を診断する。この装置はことし9月から全国の花王の店舗に導入される予定で医療で使われる最新技術で新たな市場が今後も広がりそうとのこと。