秋の花粉症が増えている。今年は観測史上最も暑い夏になった。花粉症の原因物質を研究している専門家によると、猛暑で秋の花粉症の原因物質であるブタクサの生育が促され、大量の花粉が飛散するおそれがあるという。ブタクサは外来種のキク科の植物で、国内各地に生えている所謂雑草。日本で初めて報告された花粉症はブタクサ花粉症とも言われている。ブタクサ花粉の飛散が今月末からピークを迎えるという。症状は春の花粉症と同じだが、子どもは特に注意が必要だという。ブタクサは地面に近い場所で花粉をつけるため、身長が比較的低い子どもは知らずに接近してしまう可能性があるという。対策としてはブタクサが多く生えている花粉スポットを避けること。具体的には河川敷や公演、マンションの緑地エリアなど。事前に薬を処方してもらう、マスク、うがいをする、衣服の花粉を払うなど春の花粉と同じ対策が有効。