「老鴉柿」の展示会は地域の愛好会が、柿の実が色づく毎年この時期に開いている。中国原産の老鴉柿は実が1センチ~3世知ほどと小さく、楕円やひょうたんの形をしており、会場には老爺柿の盆栽約50点が展示されている。このうち、富士宮市の望月勝三さんの作品「大王富士」は、高さ80センチの柿の木から枝と実が垂れ下がっており、中央を高くして両端を低くすることで富士山の形をイメージしているという。また、富士市の佐野茂正さんの「茜富士」は、木の根がうねりながら土から高さ15センチあまりまで盛り上がった迫力ある姿が印象的な作品。展示会は今月14日まで富士宮市役所1階・市民ホールにて開かれている。