静岡・大井川鉄道が外国人から注目を集めている。未だにSLが走っていることで知られるが、きかんしゃトーマス号も子どもに人気となっている。汽笛の音ととレトロな内装が魅力的となっているが、中には昭和5年製の車両もあるのだといい、笑顔の観光客の姿が多く見られた。茶畑を眺めながら進んでいくと、終点の千頭までは向かわず乗客は家山で降りていく様子が見られた。去年9月の台風15号によって今も通行ができなくなっているためで、被災した20か所の復旧には約19億円がかかる見込みとなっていて、再開の目処も経たない状況となっている。通行止めの区間はバスで移動していき井川線まで到着した。井川線はギザギザの付いたレールで急勾配を進んでいくアプト式が採用されていて、日本ではここでしかお目にかかれない物となっている。名物は奥大井湖上駅で、湖にかかる遊歩道・奥大井レインボーブリッジや階段を通っていくとエメラルドグリーンの湖上にポツンと佇む絶景が広がった。担当者の山本さんは紅葉から冬の時期も楽しむところが多いのでお越しになっていただきたいと話していた。