2023年2月、中国・福建省で生き別れた家族を再会させるためのイベントが開かれた。莆田市では生まれてすぐ実の親に捨てられた女性たちが数多くいる。1979んwん、中国では人口の増加による食糧不足が懸念されていた。そこで1組の夫婦がもうける子どもの数を1人に制限。貧しい農村部の親は家を継がすため息子の誕生を望むようになった。そのため女の子は捨てられた。そんな娘たちは仲介人を通し里親に引き取られ養女として育てられた。戸籍に登録されず罰金を徴収されないこともあった。引き取られた養女はその家の息子と結婚させられるという。これはトンヤンシーと呼ばれる古い風習。中国では結婚するとき男性が結納金を用意しなければならない。親たちは貧しかったので結納金を払えなかった。そこで安い金で引き取った養女を使用人のように育て、頃合いをみて息子と結婚させれば金を払わないで済むと考えられた。兄との結婚を養女たちの多くは望まなかった。養女たちの中には自分を捨てた生みの親を探し出そうとするものもいた。ツァイ・チェンファは自分を仲介したブローカーを発見した。