続いては、埼玉県草加市へ。ここでイングリディさんが学びたい日本画の手法は、金箔・銀箔を使う伝統手法。イングリディさんを出迎えてくれたのは、創業101年になる菊池襖紙工場の皆さん。こちらでは、襖紙や壁紙の製造に加え職人が手作業で金銀細工を施している。金銀装飾を施した襖を見せてもらうと、イングリディさんは見ただけで技術力の高さがわかると話していた。800年以上続く金銀砂子師の技を見せてもらうことに、使用する金箔を実際に見るのは初めてだというイングリディさん。その薄さと扱いの難しさを目の当たりにしていた。さらに砂子の技法を見せてもらいその緻密さにスタジオからも驚きの声が上がっていた。ここで、ちょうどお昼時とのことでいつも皆さんが食べているお昼ご飯を一緒にいただくことになった。日本の食事マナーも初めて学びつつ、社長から草加のお煎餅も進められていた。そしていよいよ、イングリディさんが砂子技法と切箔に挑戦していた。ここで、イングリディさんが花を描くうえでの砂子細工の使い方を質問していた。最後にスペインのお土産を渡し、菊池襖紙工場の方々からも金銀砂子細工の道具一式をもらっていた。
住所: 埼玉県草加市新里町1355